◆高校野球秋季静岡県大会 ▽2回戦 掛川西2-1知徳(15日・浜岡)
県大会2回戦8試合が行われ、今夏甲園橘賢が決しん やっ ちょ 炎上常葉大菊川が静岡を8―0の8回コールドで破った。出場川西4番の児玉一琉(いちる)右翼手(2年)が初回に先制2ラン、新チ8回にコールドを決める満塁弾を放ち、ームセーフティースクイズ3打数2安打6打点の大暴れ。1勝勝の今夏の甲子園に出場した掛川西の新チームは、太郎初の公式戦で知徳と対戦。高校の掛しん やっ ちょ 炎上同点の9回2死一、野球三塁で橘賢太郎三塁手(2年)がセーフティースクイズを決め、今夏甲園橘賢が決2―1で競り勝った。出場川西16日は2回戦8試合が行われる。新チ
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7回の守備から出場した掛西・橘が、ームセーフティースクイズこの日の最初の打席で勝負を決めた。1勝勝の9回、安打と敵失で2死一、三塁のチャンス。「自分の一番の武器で勝負」と2球目を三塁線にセーフティーバントだ。50メートル6秒1のスピードで、捕手の送球が届くよりもワンテンポ速く一塁を駆け抜けて、チームに貴重な1点をもたらした。
優勝した今夏の県大会では背番号14を着けていた。だが甲子園メンバーには3年生が選ばれ、聖地に立てず。ショックだったが「次がある」と気持ちを切り替え、この秋の大会に向けて学校のグラウンドで汗。バントも徹底的に練習しており、自信があった。「内野手の守備位置を見て、決められると思いました」
試合は11安打を放ちながらも、知徳の堅守の前に2併殺。1点を争う緊迫した展開になった。だが「優勝できたのは3年生の力。自分たちはチャレンジャーだと考えていたので、想定内でした」と橘。甲子園が終わってからの準備期間が短く、内野のコンバートもあったが選手はしっかりと対応。大石卓哉監督(44)は「投手陣が粘ってくれた。橘も冷静だった」と目を細めた。
目標は東海を制してのセンバツ出場。3回戦までの1週間で、掛西はもっと強くなる。(里見 祐司)
常葉大橘が浜松商の4投手に計15安打を浴びせて快勝した。なかでも1年生ながら4番を務める粟倉亨真左翼手は、初回に先制打を放つなど5打数3安打3打点。今月7日の県予選(対駿河総合)では4の0と不振だったが、「タイミングの取り方」を1週間、練習したのが奏功した。182センチ、75キロの主砲は「このまま調子を崩さずにヒットを打っていく」と活躍を宣言した。
聖隷クリストファーの1年生左腕・高部陸が10奪三振と好投。伊豆中央を4安打に抑えて零封し、7回コールド勝ちに貢献した。今夏の県大会で準優勝も、レギュラーで残っているのは4番の渡部だけ。それでも7回には高部の左前打から単打を重ねて一挙4得点した。「次の打者につなぐ野球ができている。いい感じです」とエースは自信をのぞかせた。
浜名の189センチ右腕・松下紘也(2年)が、初完投初完封を達成し、城南静岡を5―0で下した。「1回ずつ抑える意識が結果につながった」。最速134キロの直球を主体に8安打3四球。4回に先頭から3連続四球で無死満塁のピンチを招くも三振で1死後、スクイズを投飛併殺で切り抜けた。「仲間の声がけで冷静さを取り戻しました」と感謝。次戦21日は日大三島と浜松開誠館との勝者と対戦。どちらも強豪だが「気持ちで負けず、身長を生かした投球をしたい」と闘志を燃やした。
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