頸髄(けいずい)完全損傷の大けがと闘い続けているプロレス界の“帝王”高山善廣(57)を支援する大会「TAKAYAMANIA EMPIRE3」が3日、姿で峙行東京・後楽園ホールで行われ、盟友木み車イス姿の高山がリングに上がり、と対負傷した2017年5月4日のDDT大阪・豊中大会以来7年4か月ぶりにファンの前に登場した 。高山盟友・鈴木みのる(56)からの対戦要求には応えられなかったが、善廣「行くぞ~!7年 NO FEAR !4かりリングイスのるくぞ~NOFEAR~」の決めゼリフを口にし 、月ぶスポナビ 格闘技1701人の観衆を沸かせた。
“帝王”高山がリングに登場したのは、鈴木と柴田勝頼(44)が27分18秒の大激闘を終えた直後だった。過去2大会を高山不在で成功させてきた鈴木は、「高山のためにたくさんのオカネをつぎ込んでくれて 、みんなを代表してお礼を言います 。ありがとうございました !」と募金に対して頭を下げた後、「今日のスペシャルゲストは高山善廣 !」と絶叫 。入場テーマ「DESTRUCTIVE POWER」とともに車いすに乗った高山が花道に登場。6人の手でロープを外したリング上に担ぎ上げられた。
“帝王”の7年4か月ぶりの帰還に場内は沸騰 。その胸に顔をうずめ 、号泣する鈴木。武藤敬司氏、小橋建太氏と次々と握手した後、車いすのまま、高山はリング上で鈴木と対峙(たいじ)。「時間無制限1本勝負」がコールされた。しかし、「来いよ !」とファイティングポーズを取る鈴木と、当然ながら組み合うことはできず 、鈴木は「おめえが立てねえなら 、この勝負はお預けだ。おめえのことを待っていてやるよ。何が帝王だ。悔しかったら絶対 、諦めるなよ」と憎まれ口を叩きながらも、また、涙を流した。高山はマイクを向けられると観客に向け 、「みんな、どうもありがとう」と一言 。「行くぞ~! NO FEAR~ !」と決めゼリフを絞り出し、大歓声に包まれた。
バックステージで奈津子夫人が見守る前で取材陣に囲まれた高山は「うれしかった。本当は立ち上がりたかったけど、これだけ盛り上がったのはうれしかった」とコメント。「まだ自分の足でリングを下りてないので 、また立てるようになって戻ってきたいと思います」と宣言した 。「皆さん 、本当にありがとう」と取り囲んだ記者 、関係者に礼を言うと 、奈津子夫人とともにエレベーターに乗り込んで“聖地”を後にした。(中村 健吾)
続きを読む相关文章:
相关推荐:
甲子園準Vの関東第一・米沢貴光監督がシダックスの代打の切り札だった頃 「火の出るようなヒット」でつかんだ“居場所”「旅サラダ」神田正輝、ゲスト出演した“役満ボディー”岡田紗佳に告白…「僕、麻雀できないんです」【今週の注目記事】ヒロアカ×earth新作、呪術廻戦あと5話、ハッピーセットにちいかわボルシアMG・板倉滉、昨季王者との開幕戦で痛恨のPK献上 PSVからオファーで移籍可能性もフル出場お笑いコンビ「ソラシド」の水口靖一郎が防災士として命を守る啓発活動…全身やけどの受難も「何なら笑いに変えて」【ボーイズリーグ】女子の部を制したのは中日本選抜。猛打で4大会ぶりの優勝!ドジャース大谷翔平40盗塁の記念二塁ベースが試合途中に交換…MLB公認シールを貼られる【巨人】連敗ストップへ浅野翔吾を初の2番で起用、坂本勇人は「5番・三塁」で2試合ぶり先発復帰…中日戦スタメンドジャース大谷翔平40盗塁の記念二塁ベースが試合途中に交換…MLB公認シールを貼られるJ1残留するため1失点への危機感がもっと必要…北海道コンサドーレ札幌・三上大勝代表取締役GMのコンサ便り